真昼の幽霊

レディ・プレイヤー1の真昼の幽霊のレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
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鑑賞中4度ぐらい泣きそうになった。スピルバーグがあの映画を再現って、こんな贅沢なことがあるのか? と思っていたらガンダムが出てくるわあのロボットが出てくるわで、もう脳が受け入れられないぐらいの情報量。『パシリム』ではほぼ背景と化してた新田真剣佑と比較すると、今作の森崎ウィンはかなりおいしい役。しかも役名もアバターのルックスも三船オマージュなんですよ? しかもそのキャラクターがためにためて日本語で「俺はガンダムで行く!」だよ(当初は英語だったがスピルバーグが日本語に変更したらしい。神かよ)。こうして書いてるだけで泣けてくる。

この映画がすごいのは、「現実世界も大事なんだ」と言いながらオタクの夢見る世界を否定せずポジティブに肯定していること。そりゃスピルバーグがそもそもオタクなんだから当たり前だけど。マーク・ライランスの演技も素晴らしい。最後のセリフ、あれはスピルバーグの観客に向けたメッセージでもあるんじゃないだろうか。ひさびさに嫌なことを完全に忘れて映画に没頭したよ、ありがとうスピルバーグ!

バカルー・バンザイまで出てくるのには笑った。
真昼の幽霊

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