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レディ・プレイヤー1のkyonのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.5
まずはじめに。さいっっっっっっこうだった!!「現実を生きてみよう」をこんなにも壮大に伝えてくれるなんて!!!笑


はじまってから度々スピルバーグたち制作陣が仕掛ける数々のパロディ、オマージュによって劇場内が笑いに包まれる。みんな1つの画面と物語を観ながら、笑いを共有する空間に映画の見方というか在り方の1つを再確認。


まだ71歳とかなんですよ、スピルバーグ…まだまだ観たことない世界作ってね、って言いたくなる作品たち。


バーチャル世界という設定と現代の技術を存分に駆使して、VR世界オアシスを生きがいにする少年少女たちを描いた今作。

何者にでもなれる世界でオアシスの後継者を選ぶべく3つの鍵を探すゲームがはじまる。


そしてゲームの創業者が大のポップカルチャー好きなこともあって、度々現れる映画やアニメ、様々な文脈のオマージュたち。

やっぱりインパクト残したのは3つ目の鍵をめぐるときの闘い。
どこかでバルスなみの台詞があるらしいと聞いたけど、あれはずるい…今思い出しても笑える…笑
溜めの時間も良かったね笑


どこまでがCGでどこまでがリアルなのか境界線がわからない制作画面も作品とリンクしてるなぁ。


あと研究所の制服たちがやっぱり可愛かった。水色セーターの研究員たち。ウェス・アンダーソンの衣装も担当したことあるみたい!


この作品観て、スピルバーグ作品
全体のテーマの1つとして「生き残ること」があるのかなぁ、なんてぼんやり。

『ジョーズ』『シンドラーのリスト』『戦火の馬』『ジュラシック・パーク』とかも生き残ることと隣り合わせだなぁ。

とはいえ、多彩なスピルバーグ、まだまだ進んで下さい…。


実はキューブリック作品のオマージュにひそかに感動した。あれって映画ファンなら1度は夢見る世界じゃないですか…ちょっとあの映画だと行きたくないなぁって思うけど笑
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