ゴン

レディ・プレイヤー1のゴンのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
5.0
えー、映画レビューで初めて星★★★★★をあげても良いなと思える作品に出会えてしまった。
なぜ、ここまでの高評価かと言うと80年代前後から現代に至るまでの映画、アニメ、ゲームなどのポップカルチャーを愛してることが200%伝わってくるからである。
映画好きやオタクな人ほど、おもちゃ箱のように次々と登場する馴染みのあるキャラクター、パロディ演出にワクワクさせられっぱなしのはず。
トレーラーにもある通り、近未来のVRゲームを舞台に隠された3つの鍵を探す大冒険の話。
ここにイースターエッグの要素を取り入れた演出が素晴らしい。
キリスト教文化の1つで復活祭を祝うために、装飾した卵を隠して子供たちに探させるイベントのこと。
観客は少年少女時代に戻ったかのように作品中でたくさんの小ネタ(卵)を発見する楽しみが味わえて、それはアトラクションのようにさえ感じる。
一方で、少し廃れた近未来における現実世界とバーチャル世界との関係性などもしっかり描写されていて中身もある映画だと思う。
また、日本人キャストの森崎ウィンくんが大事な役で出演していることもあり、日本のアニメ、ゲーム作品も大きな存在感を示している。
権利の問題などもたくさんあった中、レディプレイヤー1を実現させてくれたスピルバーグ監督には感謝の気持ちが止まらない。
どうやら続編の構想もあるらしく更なるスケールアップを期待するばかりである。

終始ワクワクが止まらない最高の娯楽映画なので、劇場で3D鑑賞することを強くオススメします。
”大人のためのお子様ランチ”という表現に共感してもらえるはず。
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