GUMI

レディ・プレイヤー1のGUMIのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

監督の映画ファン·オタクへの超絶神対応がここに集約されている。
スピルバーグ監督ファンサ良すぎ!!!


ガンダムとメカゴジラ戦わせんのはズルい!!実にズルい!!!!泣いた!!!!!
「俺は○○で行く!」が界隈で流行りそうですね。

3Dじゃないのにあの空間を飛び回ってるかのような臨場感。IMAX、3Dや4Dはさぞかし楽しかったろうな。2Dでも大興奮でしたもん。
たくさんのキャラクターやこだわりが一度では確認しきれない。途中で何度も「今のとこもっかい観たい!」となりました。


オマージュが多い作品だということがわかっていた時点で、寄せ集め感に萎えるんじゃないかとハードルを上げすぎないよう心に誓ったのですがまんまと踊らされた。こんなに映画で興奮したのも久しぶり。
ここまでオマージュが散りばめられていると新しさが無いとか少なからず言われたりもするんだろうけど、いろいろ出尽くしたからこそ産まれるものがあって、その課程を見てきたからこその感激もなかなか簡単に作れるものではないと実感した作品。
(一体 原作はどうなってるのかしら…原作も日本贔屓…?)

Duran Duranはともかく、tears for fearsまで使うなんて70·80年代端から端まで網羅する気かと。好きなものばっかり…!
特にシャイニングの場面は夢見る世界だった。あんな風に映画の世界に入れたら…例え狂気のジャック・ニコルソンが隙間から覗いて来ようが嬉しさのあまり「もうこの世に思い残すことは無い」と果ててしまうと思う。

最近映画好きになった人が観ても楽しく、長年好きだった人には更に更に楽しくなる仕掛けが多いあたり…監督の愛だなと。
ゲーム、仮想空間、映画…それを愛した人たち肯定する作り。それも受動的にでなくて、目標をクリアするために自分から情報を取りに行くなど能動的な関わり方をする人間(オタク)を肯定しているのが良い。
そして監督と重なって見えて仕方がないオアシス創設者の言葉「愛してくれてありがとう」が更にメッセージ性を強める。私たちの映画愛に応えてくれた気がして…神対応だよ監督。

個別に宛てられたものでないのはもちろん承知ですが、監督から何やら壮大な愛を貰ったような気持ち。
あなたの作品全てを観たわけではないけれど、いつも愛情たっぷりに作品を作ってるイメージだもの。お別れみたいなメッセージを感じる作品だったけどあなたの愛の形をこれからも見せてほしいなぁ。
GUMI

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