千種

レディ・プレイヤー1の千種のレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
3.7

映画と言うよりもまさに一つのゲームを
プレイしたかのような高揚感。


登場するキャラクター、セリフ、映画、音楽
全てに対する愛やリスペクトが感じられる
挙げだしたらキリがないくらい盛りだくさん。


個人的なお気に入りは
・金田のバイク、デロリアン
・"Blue Monday" が流れるクラブ
・『The Shinning』


デロリアンが登場するシーンでは所々で
『Back To The Future』の効果音を耳にする
それもその筈『BTF』でお馴染 Alan Silvestri
が本作の音楽担当、納得のこだわり。


80年代黄金期の作品を目のあたりにした時
当時子供だった大人たちは懐かしさを覚えるだろう
だけど現代の子供たちにその懐かしさは芽生えない
そこに映るものはリアルではなく、レトロ。

そんな黄金期の子供たちと
現代の子供たちを今作は確かに繋いだ
それでもやっぱりあの時代の高揚感は
この映画では味わえない
あの感情は、あの頃だけのもの。

長年、夢や時代を紡いできた
スピルバーグがそれを教えてくれた。


こんな未来が迫っているかもしれない
創造が想像を超えていく時代
ただ、街中で市民がゴーグルを付けて
動き回るのだけは見たくない、狂気
すこし映像に酔う。


6√ 2018/10/1
千種

千種