まよ

レディ・プレイヤー1のまよのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

「俺はガンダムでいく」
ディストピアでの人々の逃げ場である仮想現実“オアシス”でイースターエッグを探しオアシスの所有権と財産を手に入れる話
最初からテンション上がりっぱなしだった
ゲーム、アニメ、映画、音楽
どれもが映画の場面に散らばっていて、それを探すのが楽しい
自分の好きな作品を見かけると、嬉しくなった
主人公、ウェイド・ワッツは親に「ヒーローの本名」のような名前をつけられた青年
だが、ヒーローとは真逆で金が欲しいという有り触れた理由でイースターエッグを探していた
この物語は仮想現実のパーシヴァルではなく、ウェイド・ワッツの成長の物語だ
初めの頃は仮想現実で出会ったアルテミスの方が敵であるIOIに対抗しヒーローらしい
だが、ウェイドもアルテミスや仲間と共にエッグを求めるに連れ、“英雄”になり現実に目を向けるようになる
仮想現実の皆が集まったシーンが感動的だった 皆が自分の欲ではなく、世界のために戦う どんな映画でも一致団結するシーンはいい
メカゴジラ対ガンダムは最高
一番好きだったシーンは“one life” めっちゃ粋
イースターエッグを見つけた瞬間、ウェイドは涙を流した
ウェイドを撃つこともできたソレントは、彼の表情を見て撃つのをやめた
ソレントはオタクを理解しなかった人物だが、それでもウェイドの姿に息を呑んだ
ゲームをクリアした瞬間を、私は今も覚えている
あの感動を、涙を誰も邪魔をすることはできない
「僕の作ったゲームをプレイしてくれてありがとう」
ハリデーは、モローと違えてしまった事を、現実を後悔していた
仮想現実の世界と、現実では見た目も能力も全く違う
現実は辛く悲しいものである だが、目をそらしてはならない
好きな事だけをやり込むのではなく、現実も見なければならない
私たちは、リアルでしか生きられないのだから
まよ

まよ