カントク

レディ・プレイヤー1のカントクのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.8
2018年洋画期待度No.1映画!

この際出し惜しみせず奮発して4DX(3D)環境、ポップコーン&コーラを両手に体験してきました。

アバター、トロン:レガシー、SAO、.hack、サマーウォーズ等バーチャル世界を舞台にした傑作に続く、いやその集大成とも言える仮想空間お祭りオールスター映画になっていました!

本作は映画好きは勿論、ゲーマーも楽しめる仕掛けが大量に投下されており、70.80年生まれには懐かしい作品だったりが数多く登場、正しく老若男女が楽しめるアトラクション作品に仕上がっています。

ちなみに本作、後半にとある一本の映画の世界にダイブする場面がありますが、この技術、もし実現したら映画好きは発狂するでしょうね!だって何十回も繰り返し見た大好きな登場人物を近くに感じることができるのだから!

他にもリアルでバーチャル体験を直に感じれるように設計された全身スーツだったり、ピザの宅配がドローンだったり、近い将来是非実現して欲しい近未来グッズがバンバン登場し、夢を与えてくれます。

5年もの間クリア0の脱落者続出のカーレースは瞬きするのも勿体無いくらい考え抜かれたアクションシーンの連続、キングコングにTレックスはヤバイ!そして事前に予習しておいた「AKIRA」の金田バイクの走行シーンのカッコ良さといったらもうワヤ

同じくアニメからフルCG化されているアイアンジャイアントがこれまたドラマチックに描かれて、ファンには堪らなかった。

そして日本人なら一度は聞いたことのあるガンダムの登場。森崎ウィンさんが瞑想後に「俺はガンダムで行く」はガンダム無知ながら鳥肌もの。相手も日本人ならお馴染みのアイツなので燃えます。


個人的に好きだったのが、社長のあやつり人形化されている囚われの兵士達が、ゲーム側で死んだ瞬間にボーリングのピン如くゴロゴロとゲームオーバーになっていく様子がかなりツボ。
脱落したら他の席に急いで移り再スタートする姿はコントみたいでかなり笑えた。あとチャッキーの使い所が最高!


そしてなにより舞台であるバーチャル世界。オンラインRPGゲームに少しでもハマったことのある人にはお馴染みのアバター替えだったり、お金集めて装備整えたり、FPS対戦だったり、死んだらお金も装備もパーだったり、現実とは異なる仮装空間だけの友好関係も等懐かしさを味わえます。


とにかく超絶最高な時間をありがとう、スピルバーグ監督。自宅のテレビなんかよりスクリーン映えする映画であることに間違いない!

追伸:風圧、浮遊感、水飛沫、衝撃、この一体感をダイレクトに感じるなら4DX(3D)一択です。ただ仕様上画面がうっすらボケ気味になる為、通常版でしっかり見直したいなとも思いました。
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