近未来の荒廃した世界で流行する仮想現実世界“オアシス”。その世界の創始者ハリデーが残した遺産を巡り、少年たちがオアシスで開催されるゲームに挑むSFアドベンチャー。
ずっと映画やゲーム、アニメを愛してきた人たちが楽しめる夢のような映画でした。きっと歳を重ねていればいるほど楽しめる作品。これだけの映画を実現させたのがすごい。個人的にはシャイニングのところと、巨大ロボたちの夢のバトルシーンがテンション上がった。
話の内容は割とベタな感じがしたけど、ハリデーの過去の後悔や少年たちのリアルとゲームでの葛藤を通して絆の大切さを描くのはスピルバーグらしいなと思った。ハリデーの最後のメッセージはとても印象的でした。
“ルールは嫌いだ”
“友がいれば敗北者にあらず”
“現実だけがリアルだ”
“おれはガンダムでいく”
劇場を出るときに「あのシーンのあのキャラが…」とか「あそこで出てきた映画懐かしい」みたいな話で盛り上がってるのをあちこちで耳にした。そういう蘇った思い出を語り合わせるって意味でもこの映画は素晴らしいなと思いました。
