レディ・プレイヤー1のそのじつのネタバレレビュー・内容・結末

映画の出来とは関係なく、ただただ「ふつうに面白い映画をみるつもり」がなかった私には物足りない鑑賞後感。「イヤな笑い」や「負のパワー」を期待してしまっていた。
VRがユートピアで現実はディストピアだった主人公が、両方の世界で理想を叶える結末、これは本当に喜んでいいラストだったのか。
ついつい変にひねくれた勘ぐりをいれたくなってしまうのだった。
自分の好みだけで言わせてもらうと、リアルヒロインが肥えたオタク女子だったらすごい喜んだと思う。オッサンでもナイス。たぶんそんな映画ヒットしないけど。

冒頭シーン主人公がバラック・タワーの上層階から滑り降りてくるシーンは好き。レースのシーンもおもしろかった。３Dで観たら酔っていただろう。

筋書きとしては若者たちへのメッセージのようであるが、映画を構築する小ネタたちは中年世代の喜ぶものが取り上げられる。その辺のミスマッチ・・とまではいかないが、奇妙なねじれ感も気になるところだ。