山本

レディ・プレイヤー1の山本のレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
3.4
言うほどか? というのが正直なところ。最初のレースはIMAX3Dで観たということもあり迫力に思わず口角が上がる。ただ金田バイクはテールランプの残像があんまり尾を引かないし、それほどアガらない。まあステージが昼間ということもあるのだろうが。

全体的に主人公がやすやすとゲームを攻略してしまうところに違和感があった。だってオアシスが出来て20年ぐらいだれも答えを見つけられなかったんでしょう? なぜポッと出のガキがそんな簡単に、という疑問があります。

あと悪の組織が人を奴隷のようにしてVR世界で働かせてるという設定がよくわからない。VR内でなにかを生成するためにはマンパワーが必要なんだろうか。うーむ。

それよりなにより僕が嫌だったのは、結局現実が大事だよね! という結論です。なんじゃそりゃ。オアシスは現実がつまんないと思ってる奴らのためにできたんじゃないの。彼女ができたらもうオアシスもいらないってことですか。「her」といい「ラーズとその彼女」といい、アメリカ映画の現実偏重にはほとほと呆れます。

しかしあの館と双子とエレベーターのボタンは面白かったですね。エイチ、それ押したらあかん……と心の中で警告しておきました。
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