yumeayu

レディ・プレイヤー1のyumeayuのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.0
俺はガンダムで行く!!

子供のころに想像していた夢のような世界が目の前のスクリーンに広がる…。

まさかスピルバーグ映画にガンダムが登場するなんて(決めポーズはZZ)!
まさに70・80年代に少年少女だった大人たちへのご褒美のような作品でしたね。

原作があるとはいえ、スピルバーグはやっぱり天才。
いつまでも忘れることのない子供心、アニメやゲームに対する愛情、それを見事に映像化する映画監督としての力量、どれをとっても称賛に値します。
逆に言えば、スピルバーグ以外に誰が今作の監督ができるっていうんだ!

70・80年代のポップカルチャー、サブカルチャーがフューチャーされているということで、観る前はもっとディープでオタクっぽいのかと思っていましたが、全然そんなことはなかったですね。
近未来SF映画としてはもちろん、スピルバーグらしい少年少女が大人たちに立ち向かうジュブナイル映画としても単純に面白いし、元ネタを知らなくても十分に楽しめる。
実際、アバターではなくて生身のリアルな少年少女が活躍するシーンもすごく面白かった。

とはいえ、70・80年代カルチャーの力強さを改めて認識させられる作品であったのは間違いないです(劇中には90年代以降のキャラクターも登場しますが)。
あの時代の底抜けに明るい雰囲気はやっぱりすごい。僕は子供だったのであまりよく覚えていませんが、いい時代だったんですかね…。
劇中の世界のように、未来に希望が持ちにくい時代だからこそ、余計にそう感じさせます。

しかし、今作はただノスタルジックな気持ちに浸るだけの映画ではありません。
「ネットや仮想世界だけではなくてリアルな生活も大事にしようね」という現代の若者に向けた(いつまでも子供のままの大人への)メッセージもちゃんとありましたね。
だけど、決してアニメやゲームを否定している訳じゃないところが、スピルバーグらしい。

近い将来、あのOASISのようなVR世界に行くことができるのでしょうか。
ワクワクするけど、オンラインゲームは苦手だし、大金なんてつぎ込めないからきっと弱いんだろうなぁ。
ガンダムなんか手が届かなくて、所詮ジムなんだろうなぁ…。超弱そう…。


…最後に。
思うことがあるとすれば、これだけ日本のカルチャーが登場している作品を日本が作れなかったという不甲斐なさ。難しいのはわかるけどさ…。悔しいよね。