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レディ・プレイヤー1のharu3uのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
3.5
2045年、VRワールド・オアシスの創設者が仕掛けた3つの謎と莫大な財産をめぐる争奪戦を描く。
偉大なるS・スピルバーグ御大から全世界のポップカルチャーファンへのギフトムービーです。

まずなんといっても、古今東西の映像作品のオマージュが大小様々押し寄せてくるのに圧倒されます。情報量が多すぎて目が回る~。特に後半は、日本人には嬉しいポイント満載で楽しかったな。
無数の小ネタが全編に散りばめられているので、何度見返しても新しい発見がありそうです。
スピルバーグが本作に密かにイースターエッグを忍ばせていて、彼の死後それが発見されたりしたら素敵だななんて思ったり。

ただ80年代それ以前の名作の数々は、私がリアルタイムで追ったものではなくて。教養として、古典作品にも触れとかないとね、くらいの温度で観てきたものでした。元ネタがわかってニヤリという面白さはもちろんあるけれど溢れ出す夢や懐かしさといったものはなかったので、熱狂している方々を羨ましく思います。。主人公たち10代にしては懐古趣味よね。
だからか、VRの世界と現実を行き来するルックは今風だけど、ノスタルジックな印象が勝りました。

ゲームにのめりこみ過ぎず、現実の世界での人との絆を大切にねというのには同意だし、一方で全否定はしていなくて、ヴァーチャル世界でも大切なものは見つかるよというメッセージも読み取れるのは気持ちがいいですね。
一般のプレイヤーが課金システムによって巨大企業に搾取されていたり、ネットリテラシーだったりと、現代に通じる問題も盛り込まれていて、そのあたりのバランス感覚が流石です。