わもこた

レディ・プレイヤー1のわもこたのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
5.0
ホントは「とにかく劇場で見てね!」で済ませたいくらいまずは見てもらうのが早い映画なんだけど、この熱量を吐いておきたいので、こちらに吐き出しておきます。
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なんとなくCMで見た事あると思うんですが、VRの世界にある3つの試練をクリアしたら、お宝(莫大な富とそしてそのVRの世界)をゲット出来るよって簡単なお話。
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だからメインではVR内での色んなゲームのステージや色んな仮想の街や惑星での試練に挑戦して推理・カーアクション・バトルアクションと山盛りのご馳走状態。
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出てくるステージや惑星は多いのに、そのどれもがCGで深く描かれていて一度では見切れない程の情報量(これが今の時代に作られた事に感謝したい)。
きっと2度目に見たらこのキャラが居ただとか、こんな仕掛けがあっただとか楽しめるだろうなー。
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そんな作りなので、つい世界観に魅入ってしまって試練をクリアした時には拍手をしそうなくらいのめり込んで見ていたほどでした。
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でもでもこの作品はそれだけじゃなくてVR内でお宝を狙う悪の会社が現実世界でプレイしてる本人の命をも狙ってくるわけなんですよ!
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このVRと現実の往き来がこの作品の見所の1つやと思います。今までみたこの手の作品で1番シームレスにそれをやってくれてる物語!
VRで盛り上がるのに、現実世界のアクションや展開でも盛り上がる!!そしてVR内で繋がっている!!
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僕が小さい頃からSFやアクション映画が好きだったのは、簡単に夢のような世界が覗けてワクワクするからでした。
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この映画の世界では未来の地球人は抱える色んな問題を諦めて、衰退した現実ではなくVRの夢の世界で楽しむようになっていました。
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僕達の世界も科学の進歩によってだんだんとSF小説に書かれていたような、VRの世界などを体験出来る環境が身近なものへと近付いてきています。つまり夢の世界が現実に来ている。
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そして今の日本を見ているとある程度豊かになり、進歩する事よりも安定する事を求める人が増えているように感じています。
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そんな今だからこそこの映画がなんともタイミングよく訴えかけてくるように感じました。
わもこた

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