洋画好きのえび

レディ・プレイヤー1の洋画好きのえびのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
3.8
地上波でやっていたので鑑賞。過去の映画やゲーム、日米のポップカルチャーへのオマージュやリスペクト満載のエンタメ。小ネタがわかるとより面白さが増すオタクが喜ぶ作品。

私は最近のCGを使ったゲームをプレイするとめちゃくちゃ酔う体質なので、最近のCGバリバリのゲームは全くプレイしたことがない(64のゼルダやスマブラでも酔うレベル)。そのため、本作中のゲームあるある的なネタはほぼわからなかったが、ジュラシックシリーズやBTTF、シャイニング、サタデーナイトフィーバーのような古い映画ネタはかなり楽しめた。特にシャイニングがゲームの重要なステージとして使用されていた場面では大興奮。あのオーバールックホテルがCGで再現され、あのイントロが流れたところで同じくシャイニングファンの家族と「あーーー!!オーバールックだー!!!」と思わず叫んでしまった。
一方、ストーリーの方は、ネットで人が容易に繋がることができ、現実世界よりも仮想現実の世界の方が楽しいと思う人が多い時代に、現実世界の人との繋がりの重要性、大切さを訴えかけるようなものだった。正直、ちょっと強引とも説教くさいとも思える部分もあったが、ゲームの世界のエンタメパートとのバランスを考えると、これぐらいで良いのかも。

あとは、基本的だけれども重要なネットリテラシーも教えてくれる良作でもある(ネットで知り合った人に不用意に本名を教えるのはやめましょう、パスワードは第三者に見られないように保管・管理しましょう…等々)。犯罪に巻き込まれないように、これらのポイントはちゃんと守ろうと再確認しました(笑)