こんなに優しいラストの衝撃が…、としばし茫然自失。
幼い娘の喪失による深い心の傷を抉ると同時に、立ち上がるための光を探すための3つの言葉。
現実を離れんとする共同創立者を引き戻そうとする仲間の下、舞台演者たちによって彼の前に姿を現わすその言葉たちは、か弱くも徐々に彼の目を開かせようとする。
そして最後は、彼自身が、再び辿るべき道程を見つけ、認めるかのように、衝撃のラストへ…。
心優しき仲間たちの抱える傷や、それを温かな沈黙で見守り合う姿にも涙してしまう、正に人生の素晴らしさを束の間でも思い知るステキな作品だ。
「幸せのオマケ」。