素晴らしきかな、人生のとらねこのレビュー・感想・評価

フランク・キャプラの傑作と全く同じタイトルを与えられてしまった不幸も、予想だにしない展開のおかげでその新鮮さに驚く結果となった。まるでオフオフ・ブロードウェイの舞台をストリートに移したかのような、「観客は一人」相手の演劇。その演技力が形而上的問いを仕掛ける、人一人を救うことを目的として。「死」「時間」「愛」に手紙を書いた絶望を抱えた人に、対話をしようというシーンがとても好き。……何を言ってるか全く分からないと思うけどｗ、私にはツボだった！デヴィッド・フランケルは私の好みかもしれない。