装填
ダークタワーを護る者(ガンスリンガー)と破壊する者(黒衣の男)の闘いを描くダークファンタジーアクション
壮大な世界観を語るのに明らかに時間が足りていないのと闘いの見せ場がラストぐらいしかほぼ無くて盛り上がりに欠ける残念な映画でした。
原作未読。
何やらダークタワーと呼ばれる巨大な建造物があらゆる世界の均衡を保つ存在らしい。キーパーソンとなる少年の背景描写に注力し過ぎる余りにガンスリンガー、黒衣の男に関する説明がかなり不足していた様に思います。充分に世界観を把握できないままお話が進んでいく。そこは小説で補完して下さいってことでしょうか。
そうは言ってもですね。
予告編も謳っている通り、1番の盛り上がりどころはどう考えてもガンスリンガーと黒衣の男の熱いバトルだと思うんですよ。そうなると少なくとも映画的には少年よりもこの2人の説明に尺を割いた方が良いのではと思えてくるわけです。
ガンスリンガーなんか厨二病感満載の素晴らしい設定なんですけどね。
劇中だけの描写だとガンスリンガーの全盛期にはどんな活躍をしていてどんな能力があるのかよく分からなかった。上手く行けばジェダイの騎士並みのポジションを狙えるポテンシャルは秘めているんですが。
同様に黒衣の男もよく分からないキャラでした。
やたらガンスリンガーとの対決を避けてる節があって、とっとと対決しろよ！と思ってしまいました。周りにいる一般人全員操って「その男を殺せ」とかやって欲しかった。
キャストは良かっただけに残念。
原作を読んでみたくなりました。
