このレビューはネタバレを含みます
本作のテーマは、すばりマイク(ウィル•スミス)の'地獄めぐり'だ。相棒のマーカス(マーティン•ローレンス)よりも積極的に「バッドボーイズ」として生きてきた男が、自分の生き様が生み出してしまったある'影'との対峙を余儀なくされる。もちろん、主演2人の軽妙な掛け合いや不謹慎極まりない残虐ギャグ描写といったシリーズの醍醐味は満載だが、辛気臭いテーマを扱ったためかクライマックスに近づくにつれだんだん'ウェット'な雰囲気になってしまったのが非常に残念。新キャラも全員ステレオタイプの極みだし、ラストの決着のつけ方も大不満。マイクとマーカスの友情を超えたブロマンス映画として成立させるなら、やっぱり最後に撃つのはマーカスじゃなきゃダメだろ‼︎こういう表現は個人的にあまり使いたくはないんだけど•••「こんなの『バッドボーイズ』じゃねえよ‼︎」
