すずき

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルのすずきのレビュー・感想・評価

4.0
前作は見てないけれど、原作絵本は読んだ私。
前作ネタもあるみたいだけど、知らなくても全然楽しめました。

ティーンエイジャー4+1人の成長を描いたアクションコメディー。
思ってた以上にイイ話でちゃんとした映画でした。
主人公達は、
・ゲームオタクで気が弱く、元親友にいいように利用されてても何も言えないクソ天パ
・典型的体育会系ジョックで自己中心的ジャイアン系ドクズ
・恋愛脳でインスタ映えしか考えてない、「アタシってブス過ぎて辛い…」とか言って自撮りうpしちゃうクソスイーツ女
・ぼっち地味女
…という見ててストレスしか溜まらないメンツ。
それが、呪いのテレビゲーム「ジュマンジ」の世界に入ってしまう事で、逆境を乗り越え、協力し、人間として成長する青春物語。

そして主人公それぞれがゲーム世界では正反対のキャラクターの姿になってしまう、という設定もコメディ的に王道で面白い。
気弱オタクはフェロモンダダ漏れのマッチョマン、ドウェイン・ジョンソンに変身!
ヘタレ言動を繰り返すドウェイン・ジョンソンにはウケる。
あとフェロモンダダ漏れの時の効果音「デェェェェェン」にもウケる。

「外見(内面)が別人に変わっちゃう」系の設定の作品って、俳優の演技力を試されるよね…
そんな主演4人の中で最も頑張ってるのは、やはりスイーツ女からデブオヤジに変身した、ジャック・ブラック!
細かい仕草まで完全に女子高生になりきってます。
ちなみに吹き替えは高木渉。
高木渉のセクシー演技にも笑える。男を悩殺する高木渉、これぞまさに、からかい上手のたk…ゴメンやっぱやめとく

NPCが同じ事しか喋らない、とかテレビゲーム世界ならではのギャグも好き。
でももうちょっと、世界観にテレビゲーム感あっても良かったかも。

次回作は「ジュマンジvsTASさん」とかどうでしょうか。
最短距離で突き進み、危険なトラップや攻撃は何故か全て外れ、時には乱数調整で怪しげな行動を繰り返すドウェイン・ジョンソン。ちな上映時間5分でmovie end.(追記回数138355回)