KKMX

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルのKKMXのレビュー・感想・評価

3.9
WWEのスーパースター・ロック様のファンなので鑑賞。映画館でロック様を観るのは初めてでした。

もともとロック様は面白さでのし上がってきたスーパースターなので、やはり単純なアクションではロック様の妙技は味わえないなぁ、なんて思っていたため、コメディ色の強い本作は個人的なニーズにうってつけでした。

いやー、登場シーンからさっそくピープルズアイブローをブチかまし、十八番の顔芸でひと笑い。アクションシーンではロックボトムもサービスしてくださって、劇場なのに思わず声をあげてしまいました。キスシーンの間抜け顔も最高!
フェロモンの出し入れもさすがでしたね。ああいう瞬間瞬間でムードを切り替える芸はWWE時代から抜群に上手かったので、地味ながらもロック様の面白さの本質が出ていたなぁと感じました。

一番嬉しかったのは、ロック様がブレイブストーンと自らの名を呼んだときに、「(自分の名前を)三人称で呼んでいる」というツッコミが入ったことです。
ロック様は自分を神様のように思っているため自分のことをロック様(The Rock)と呼ぶ、というギミックを貫いてました。しかもこれを思いついたのはロック様の中の人である、ドゥエイン・ジョンソンその人。このツッコミはロック様の歴史を知っている者にとっては正直たまりません。素晴らしくリスペクト溢れるギャグだったと思います。感動しました。

映画自体は軽妙で面白かったです。成長モノとしてはあっさりすぎるとは思いますが、不自然だったり辻褄の合わないような演出はなく、丁寧とは言えないまでも雑ではなかったと思います。
久々にビッグバジェット系のザ・エンタメ映画でヤダ味を感じずさらっと楽しめました。良作です。
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