吉田康平

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルの吉田康平のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

1995年に公開された『ジュマンジ』の続編で、前作から20年後を舞台にゲームの中に閉じ込められた高校生たちの冒険を描いています。

1996年、かつてアラン・パリッシュとサラ・ウィットルが川に投げ捨てた「ジュマンジ」が、とある海岸に打ち上げられます。偶然「ジュマンジ」を発見したヴリークは自宅に持ち帰り、息子アレックスに手渡しますが、アレックスは古いボードゲームには興味を持ちませんでした。その日の夜、「ジュマンジ」はボードゲームからロムカセットに変化し、ゲームを始めたアレックスは行方不明になってしまいます。
2016年、ブラントフォード高校の学生スペンサー、フリッジ、マーサ、ベサニーの4人はそれぞれ問題行動を起こしてベントレー校長に呼び出され、罰として地下室の掃除をするように言われます。掃除の途中で「ジュマンジ」のロムカセットの入ったゲーム機を発見した4人は掃除をサボって「ジュマンジ」をプレイしようとしますが、4人はテレビ画面の中に吸い込まれ、それぞれ自分が選んだアバターとしてジャングルの中に放り出されてしまいます。ゲームの世界に迷い込んだことに驚く4人はゲームの案内人ナイジェルに出会い、彼は「ヴァン・ペルトが盗み出した宝石をジャガーの石像に戻してジュマンジ世界を救って欲しい」とゲームのストーリーを説明し、宝石とジュマンジ世界の地図を手渡して「市場で欠けているピースを見付けるように」と指示を出して4人と別れます。直後に4人はヴァン・ペルトの手下に襲われ、そこで自分たちのライフが3つしかないことを知ります。
市場に到着した4人は再びヴァン・ペルトの手下に襲われますが、そこでジュマンジ世界に閉じ込められていたアレックスに助け出されます。4人はアレックスが住処にしているアラン・パリッシュの隠れ家に招かれます。アレックスはゲームをクリアしようとして2回死んでしまい、ゲームオーバーになるのが怖くてジュマンジ世界に留まっていることを告げます。4人はアレックスが「欠けているピース」だと気付き、5人で協力してゲームをクリアしようとします。5人はジャガーの石像に向かうため格納庫から乗り物を手に入れようとしますが、そこでアレックスは自分がゲームの世界に20年間も閉じ込められていることを知り衝撃を受けます。4人に励まされたアレックスはヘリコプターを手に入れてジャガーの石像に向かいますが、途中でフリッジが宝石を落としてしまい、スペンサーはフリッジのライフを犠牲にして宝石を取り戻します。無事に宝石を取り戻した5人でしたが、アレックスがライフを失い死にかけ、ベサニーが自分のライフを渡して彼を救います。難関を乗り越えたスペンサーはマーサに自分の想いを伝え両想いとなり、ベサニーもアレックスに惹かれていきます。
ジャガーの石像に到着した5人は最後のステージをクリアしようとしますが、スペンサーはジャガーに襲われてライフが残り1つになり進むことを躊躇いますが、フリッジに励まされてやる気を取り戻します。5人はフリッジの作戦に基きヴァン・ペルトの手下やジャガーを撃退しますが、ベサニーがヴァン・ペルトに捕まってしまいます。ベサニーはフリッジとアレックスに助け出され、スペンサーはマーサと協力して宝石をジャガーの石像に戻してゲームをクリアします。ゲームをクリアした5人の元にナイジェルが現れ、彼らを元の世界に戻します。
元の世界に戻った4人は、アレックスがいないことに気付きヴリーク邸に向かいます。荒れ放題だったヴリーク邸は手入れの行き届いた屋敷に戻り、彼らはそこで大人になっていたアレックスと再会します。4人はジュマンジの冒険を経て友人となり元の学生生活に戻りますが、地下室から再び「ジュマンジ」の太鼓の音が聞こえてきたため、彼らは「ジュマンジ」のロムカセットの入ったゲーム機を破壊するラストです。

最初のうちは仲の悪さやベサニーのスマホ依存がちょっとくどくも感じましたが、登場人物がプログラミングされたことしか言わないというこだわりやしっかりと伏線がある点、そしてゲームを通じて5人の絆が芽生える点は素晴らしいの一言です。久しぶりに映画館で映画を観ましたが、これは当たりです。
吉田康平

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