流石、ジョディ・フォスターさんといったところ。
彼女が痛烈に皮肉る世の中。
株の話なんだけど、そんなに株について知らなくても大丈夫な作品。
とりあえず、皮肉を楽しみたい。
最初、ジョージ・クルーニーさんが扮するリーがコミカルに登場して、面白おかしくダンスしたりするシーンに観る映画間違えたかな?と思ったけれど、予告通りジャックされて安心した笑
ダンスするジョージ・クルーニーさんを始めて観てかなり萌えた。
印象的だったのが、終わった後のサッカーゲームの音。
虚しくカコンと音がして、そのシーンに監督が言いたいすべての物が詰まっている感じ。
私はこれは、善悪でも株の話でも無いと思う。
問題提起がなされている。
大通りを犯人が歩く際も罵倒が響き、ラストも虚しいものだ。
『明日は我が身。
けれど、今が他人の話なら興味ない。』
というようなシニカルさをひしひしと感じた。
ジュリア・ロバーツさんが扮したパティのディレクターがほんとに痺れた。
的確に判断し、指示するあのぶっつけ本番がジュリア・ロバーツさん素晴らしい。
また、リーとパティの相棒感が素敵。
ストーリー : ★★★☆☆
映像 : ★★☆☆☆
設定 : ★★★★★
キャスト: ★★★★☆
メッセージ性 : ★★★★☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆
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