Bad things take be a gift
「悪いことがあってこそ、良いことに気づくこともある。正しい心を保ってさえいれば悪い出来事も贈り物になる。俺はそういう風に考えることにしている」
いずれにしても人生は自分のもの。
全てコントロールはできなくても、どうとらえてどう行動するかは自分が決められる。
実力派俳優のJ・エドガートンが、共同製作・脚本・出演も兼ねて、いよいよ念願の監督デビュー。マルチな方ですね。
モヤモヤが残る、嫌ミス的なサイコスリラー
自分の過去を振り返った時、心の傷や他者への卑劣な行為など、全く身に覚えのない人はないでしょう。
あなたは変われたか？人を赦すことはできるか？
悔い改めるチャンスはあるのか？
この映画の解釈は、そのままその人の人間性に直結しそう。
見終わった同士で語り合うのは面白そう。
でもそれって映画以上のスリラーかもよ。
何も情報を入れずに映画を味わうのがお勧めですが、ひとつ知っておいた方が理解しやすいのはサイモンの名前の意味する所
【 Simon says 】
幼い子向けの遊び。英語圏ではめちゃくちゃメジャーなゲームです。
ゲームのリーダーが、Simon says,と言って命令をした通りのポーズをみんなでする。できなかったら失格。Simon saysと言わないで出した命令をきいてしまうと失格。という生き残りゲーム。
サイモンは万能で命令する力を持っている
支配者という事です
映画の中の台詞には重要な真実が語られています。
無駄な台詞も演出もないので、何度も見返して味わうのが良さそうです。
一度だけでは気づかなかった発見があるかもしれません。
「嘘をつく人間は他の人間の言うことを信じない」
