思ってたよりずっと面白かった。
シックな画面作りで入っていきやすい。
サスペンスに珍しく静の時間が長くて上品。
妙な悲しさが残る。
夫婦で夫の地元に引っ越してきたら夫の同級生に遭遇。距離感が妙な人で、気まずい交流が続く。
「過去」や「嘘」という誰もが何らかのものを抱えているであろうテーマの映画だから、共感してしまう。
不気味な演出と、奥さんが流産の経験から精神が不安定なのも相まって、特に何が起きたってわけでもないのにものすごく不穏な空気。見入ってしまう。
夫婦の生活を見てるだけでも何故かすごく引き込まれる。夫婦間の距離感も大きなテーマだから当然と言えば当然なんだろうけど。
そして徐々に、だが確実に増えていく不穏な要素。
特に大どんでん返しとかってほどのものではないからそこはそんなに期待しない方がいいけど、どうなるんだ?どうなるんだ?っていう緊張感がすごかった。
自分も過去にやっちまった罪がいくつかある…
ちょっと考え込んでしまって、落ち込みました笑