片腕ファルコン

ブラジル・バン・バン・バン ザ・ストーリー・オブ・ソンゼイラ ジャイルス・ピーターソンとパーフェクトビートを探しもとめての片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.2
リオの熱気に酔いしれようと見に行きましたよ。

今はスラム街も警備がちゃんとしてて安全なのね!

アルバム『ブラジル・バン・バン・バン』の制作ドキュメンタリー。

とりあえず個々のポテンシャルがとんでもなさそうなのが伝わってきます。ココは何なんでしょう、見せ方が上手いのか純粋に彼らがスゴイのか…!!ただ曲に関してはブツ切りでどうにも もどかしさが残ります。

『シティ・オブ・ゴッド』の二枚目マネことセウ・ジョルジや伝説的サンバ・シンガーのエルザ・ソアレス、只者じゃなさそうな雰囲気のブラジル音楽界の重鎮・マルコス・ヴァーリなどが参加し…ついに完成!!!他のコレ系よりワクワク感がありますね。さあ、聞かせてくれぃ!!…と思ったら終了!!! 聞かせてくれんのかーい!!完全肩透かしですよ。1曲くらい披露して下さいよ。。CDを買って下さいってか。
CD購入への長めのPR映画というのであれば大成功してますよ。みんな買ってましたもん。

それよりも僕がすごく気に入ったのは主役でもあるジャイルス・ピーターソンのレコード収集の探究心ですよ!!!男なら誰しも持ってるこのコレクター魂、非常に共感しました!!!レコード屋で幻のレコードを探す姿は子供そのもの、よーく分かる!! そして今回の制作メンバーの1人がさらに凄いレコードコレクターで欲しがっていた「タンタンタン」ってレコードも所有して得意げである。この悲しい図式もよーく分かる。
僕がいくらここでマニアックな映画を紹介しても、毎回桔梗Fさんが「あ、それはね…」って簡単に切り替えされる図式とよく似てる。。

話がそれましたが、音楽とは違った部分でも楽しめました。
ただ、やっぱり作品としては未完成感が強いです。。