冒頭、ﾀﾝｺﾞが流れ、ﾘｽﾞﾐｶﾙに背中を押されるような、少し昭和っぽいような雰囲気を漂わせながら始まる。
そして、一転、映像はかわり、高校生２人がﾏｸﾄﾞを食べながら日向ぼっこ、2人ののんびりとした会話が始まる、、
終始この「会話」がｽﾄｰﾘｰの大部分を占めることに驚く。
そしてｾﾄｳﾂﾐという題名から勝手に瀬戸内海に絡んだｽﾄｰﾘｰかと思っていた自分にも驚く笑
学生の頃は、知らず知らずのうちに自分達が主役(というか狭い世界で生きているから中心は自分達だと思いこんでる?)で道行く人達を脇役にしてしまう。
いろんな想像して楽しんでいたなぁと懐かしくなった。
所々に入るｽﾛｰﾓｰｼｮﾝとﾃﾝﾎﾟのよい音楽、ｼｭｰﾙな会話に終始ﾆﾔついてしまう。
今後｢しんみょ～なおももち｣ができなくなりそう笑
男の子だけの会話でもこんなに喋ったりするもんなのかとか、そういうところも色々興味深い。
一つの話ごとに対照的なﾜｰﾄﾞを盛り込み、ﾊﾞﾗﾊﾞﾗな会話のようで統一感のあるﾃｰﾏに青春時代に感じてほしいことが見事に集約されている。
一つ一つにちゃんとｵﾁも付けられてるし!
ｽﾄｰﾘｰとしてはﾄﾞｷﾄﾞｷﾊﾗﾊﾗもなければ、何かｲﾝﾊﾟｸﾄのある出来事があるわけではないんだけど、主役の２人がうまいからか、脚本が素晴らしいからなのかわからないけど、とにかくﾗｽﾄまであっという間に楽しめた♪
池松くんの喋りが途中から板尾にみえてきたのは私だけ?笑
