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セトウツミのchiyoのレビュー・感想・評価

セトウツミ(2016年製作の映画)
3.5
2020/5/29
高校2年生の内海と瀬戸、二人が河原でただ喋るだけの映画。が、絶妙な間の取り方と切り返しの巧さで、ほとんどが無駄話なのに面白くて癖になる。それもこれも、内海を演じる池松壮亮、瀬戸を演じる菅田将暉、主演二人の自然な関西弁があるからこそ。特に1話目がじわじわと可笑しく、神妙な顔を思い出しただけで笑える。また、内海は多くを語らないものの瀬戸の家族は総出演で、中でも灰汁が強い母親が印象的。あのファッションセンスも、ザ・大阪の濃いおばちゃん!な感じ。3年生になったら受験もあるけれど、二人にはあのままで居てもらいたい。思い返せば、自分も放課後に教室や近くのカフェで、だらだら友達と喋ってるのが楽しかったな、懐かしい。
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