2人の男子高校生が川辺で取りとめの無いしょーもない会話を繰り広げるだけの映画。
ドハマりした『アルプススタンドのはしの方』のレビューで、桐島と並んでよく引き合いに出されていたので気になって鑑賞。
時間も短く、ストーリーもあって無いようなものなので晩ごはん食べながらでも観れる。
好きです。
この映画が、というよりは菅田将暉と池松壮亮の2人が織り成す空気感がたまらなく好き。最高に愛すべきしょうもなさ。
監督は『日日是好日』『さよなら渓谷』『マザー』等の大森立嗣。良くも悪くもこの人の作品は、写実的というかありのままを映し出して特に分かりやすいメッセージのようなものは付与しないスタイルのようで、本作も観終わって特別な感情は生まれない。
それでもこの作品を嫌いになれない、いやむしろ好きなのはひとえに2人の若き名役者によるものだと思う。
菅田くんはそこらのお笑い芸人よりよっぽど面白い。この手のキャラやらせたら 最強かと。
池松くんも冷めていてちょっと瀬戸を小バカにしつつもどこかで安心感を抱いてる感じが絶妙。ツッコミのセンスが素晴らしい。
準レギュラー的ポジションの中条あやみもさすが大阪出身だけあって関西弁◎
関西弁喋ってるところ観たことなかったから萌えた。その点でも貴重な作品。
本当に綺麗な顔してるし、スタイル異次元。
中条あやみが言うていたとおり、
人生は一期一会ということですなあ。
ほな、また。