『マグニフィセント・セブン』 17.1.27 公開初日観てきました。
デンゼル・ワシントン、期待通り、いやそれ以上の映画を見せてくれました。
『七人の侍』 『荒野の7人』 を原案とする、アウトロー7人が活躍する
エンターテインメント西部劇映画。
『イコライザー』 から2年、アントワーン・フークア監督とデンゼルのタッグ作品、
さらに豪華キャストを加えて帰ってきた。
冷酷非道な悪党ボーグ (ピーター・サースガード) に支配される町、
そこに住むエマ (ヘーリー・ベネット) は目の前で、ボーグに夫を殺され
たまたま現れた賞金稼ぎのサム (デンゼル・ワシントン) に町の全財産を渡し復讐を依頼する。
いわゆる、「必殺!仕事人」 である。
このお膳立てがあれば、後は、『荒野の7人』 のフォローなくとも
イケイケ、バンバン でストーリーは流れる。
ならず者、残る6人は、
*ギャンブラーのジョシュ (クリス・プラット) : カードを出してくるとやばい!
『ジュラシック・ワールド』のときより親しみ易さを感じる。
*暗殺者のビリー (イ・ビョンホン) : 相手の拳銃よりも手裏剣のほうが早い!
『バイオ・ハザード』のときより見せ場が多い。
*スナイパーのグッドナイト (イーサン・ホーク) : 謎の多い人である。
*流れ者のヴァスケス (マヌエル・ガルシア・ルルフォ) : 二丁拳銃の使い手。
*ハンターのジャック (ヴィンセント・ドノフリオ) : 斧が出てくる!
*戦士のレッドハーベスト (マーティン・センズメアー) : インディアン、弓矢が拳銃代わりに!
殺しの映画に安らぎを与える場として、町のシンボルである教会の使い方がうまい!
最初普通に住民の集会所として出てくるも、悪党により火が着けられ鐘楼が焼け落ちる。
その後、応急的に鐘を取り付け、7人の砦になり、最後は、懺悔の場に。
圧倒多数の敵を僅か7人で戦う、小気味のいい展開に酔いしれてしまう。
注目のラスト、『荒野の7人』 のような虚しさは残らない。
むしろ、達成感が味わえる。
「必殺!仕事人」 だけではなかったのである。
デンゼル流の味のあるリベンジ物語だったのである!
エンドロールにやっとあの曲が流れますね。
ホッとしますね。
劇場で是非おたのしみください。