ゆず

マグニフィセント・セブンのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

いままでのヴィンセント・ドノフリオで一番最高なドノフリオかもしれない。ドノフリオ出演作2〜3本しか見てないけど。でも、あの冬眠を邪魔されたクマのような登場シーンはドノフリオ史上に残るドノフリオだったと思う。

もちろん他の男たちもみんな魅力的で、イーサン・ホークとイ・ビョンホンの「高校時代から二人でバカやってます」みたいなノリが垣間見える終盤とかもなんかいい。いや、このオッサン2人組、中盤はそこそこシリアスな展開もあったのになんで終盤は男子高校生に見えてしまうのか…。なんか楽しそうなんだよなー。

紅一点ヘイリー・ベネットも、「またこれすごい女優さん出て来たな」という感じ。(誤解を恐れずに言えば、ジェニファー・ローレンスとレア・セドゥを足して割った印象)全身から女好きオーラを出して魅惑的な未亡人に近づいていったクリス・プラットにまったく隙を見せないという新世代ヒロイン像が良かった。8人目のマグニフィセントと呼んで差し支えない活躍を見せてくれた。

全体的にシンプル・イズ・ベストって感じでキャスト以外の部分もとても面白い。もちろんキャストあっての演出やエピソードなんだが、だいたいの結末が分かっていても最後まで面白く観られたというのは演出力の賜物だと思った。
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