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マグニフィセント・セブンのMoDのレビュー・感想・評価

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
4.1
侍への妙なリスペクトのせいでキャストとメインテーマ以外ダメ、特に最後のセリフが最悪という旧荒野の七人の(個人的)評価をブチ上げてきた!この映画は「七人の侍オマージュ荒野の七人」じゃなく、きちんと進化して「荒野の七人オマージュ荒野の七人」になれてる。

最初のシーンで大筋を変えずに前作とは全く違う展開に変えて、感情移入による掴みもバッチリ。侍の米と見合わないガンマンへの20ドルも登場させつつ登場させず。そういう解釈ならイケますよね。いいよいいよー。

仲間たちも、南北戦争や民族を取り入れたことで侍・荒野以上にキャラが立ってて良かった。投げナイフが謎の東洋人(でも中国人)になってるのが良かったような残念なような。どうせならアラスカ経由で迷い込んできた日本人サバイバー侍とか、中国人だけど居合抜きの達人とか、ダメ....?三船敏郎ポジはインディアンになっちゃって笑う。(別にインディアン仲間に入れてもいいけど、白人はインディアンにボーグみたいなことしたよね)

あと景色がすんごく綺麗。訓練シーン、農具を排除○。戦術、楽しい。戦闘シーン、凄くかっこいい。南北戦争を取り入れたこの改変具合だと来るんじゃないかなーと危惧してたガトリングガン(実践投入:南北戦争〜)も思った通り登場して楽しかった。
どんな環境でも生き抜くクリスプラットは珍しく生存ならずで残念。

そして前作最大の戦犯、お前がそれ言ったらダメだろ!の最後のセリフは神父がいいそうでヒヤヒヤしたけど、きちんと改変。大丈夫、合格ですおめでとうございます!
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