Tラモーン

マグニフィセント・セブンのTラモーンのレビュー・感想・評価

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)
4.5
うおお!めちゃくちゃカッコイイ!

熱すぎて涙と胸焼けが止まらない…!

いきなり冒頭て実業家ボーグが如何に極悪非道、無情で冷酷なクソ野郎かを見せつけられて、もうすでに引き込まれる。

そこからのタイトルどん!

場面変わってチザムとファラデーがの出会いに始まり、徐々に仲間を集め始めるわけだけども、ここから集まる7人が本当にデコボコ。人種も生まれも性格もバックボーンもバラバラの流れ者だらけ。でもそれが王道少年マンガのようでカッコイイ!各々登場にクセがあり過ぎて、カッコイイんだわ!

一行がローズクリークに到着し、街を見張るボーグの手下に迫るチザム。緊張感がすげえ!
そこからたった7人で22人の敵を圧倒するシーンのまたカッコイイこと!レッド・ハーベストの弓矢マジ痺れる!

それを知ったボーグの軍勢との決戦までの1週間の見せ方もとても上手い。

街の住民たちと7人の訓練と交流をコミカルを織り交ぜて描くことでめちゃくちゃ感情移入してしまう。特に7人が食卓を囲むシーンは本当に楽しげだし、牧師さんの感謝の言葉に胸が熱くなる。

誰も死んでほしくない、と最早心はこの街の住人になったような気持ちだ。


戦闘シーンは映像が圧巻。これは映画館で観ておくべき映画だったと痛感。
前半は意表を突いた作戦でボーグ軍を押すものの、数の力と「悪魔の銃」(悪者の秘密兵器はガトリングガンって相場が決まってるよね!)で徐々に圧倒されていくローズクリークの住人と7人。

そこからの逆転劇は熱くてとても悲しい…。お前も死んじゃうのかよ…の連続。

明かされるチザムの悲しい過去よ。本当ボーグは惨めに死んでくれてよかったよ。奥さん本当凛々しくてカッコイイ。


はー、ここまでで何回「カッコイイ」使ったんだろ。
だってみんなめちゃくちゃカッコイイんだもん。自分以外の何かのために戦えるって本当に凄いことだ。

黒人、白人、メキシカンにフランス系、アジア系と山男とネイティブアメリカン。さらに性格もバラバラなこの7人がそれぞれの特性を生かして一丸となって戦うってだけでこんなに面白くなるもんか。

個人的にはロビショーとビリーのコンビが大好き。
ハリウッドスター揃いのメンツにアジア代表イ・ビョンホンが入ってるの凄いよね。

エンドロールの入りが超カッコイイんだけど、あそこでかかる音楽は「荒野の7人」のメインテーマだよね!(観てないけど)


痺れ過ぎてまとまらずにレビューが長くなりました。

これは「荒野の7人」と「7人の侍」も絶対観なきゃ。
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