人間のDNAの中にある記憶をたどり、自分の過去だけでなく、人類の起源までさかのぼるSF映画です。
エドワード（ウィリアム・ハート）は、精神心理学博士であり、人類は地球上に出現した生命体の進化したものなので、その細胞は、原始の生命体からの記憶を引きついでいるという学説について研究しています。そして、彼は、細胞の記憶をたどることで人類の起源に迫ります。
DNAにある過去の記憶を頭の中で経験するのはわかるのですが、過去のDNAの作用により、なんと肉体までもが退化してしまうのにはびっくりしますね。
このエドワードが研究している事は分かりずらいのですが、ストーリーはシンプルなので、映画には入り込みやすかったです。
過去にさかのぼるトリップシーンでの映像は、すごく独創的に表現していて、宗教的にも感じます。この当時の表現力はこんな感じなのかなと思いました。
SF映画なのですが、ちょっとドキドキするようなと怖いところもあるので、SFホラー映画と言った方がいいかもしれませんね。
原題は、"Altered States"なので、日本語だと「変わっちゃった状態」ってことなのでしょうか。。。
DNAの記憶をたどるという珍しい映画ですが、SF好きなら一見の価値がある映画だと思います。
