衝撃のバッドトリップ体験ができる不可思議SFがえぐすぎる。
ちょこちょこ気になっていたケンラッセルのこちらを見てみた。
まず本作はよくわからん人類学者が辺鄙な人体実験を自らに科していくSFになっており、ドラッグ映像体験としては素晴らしき狂気が画面に滲み出ておりすごかった。
学者が変な部族のドラッグを試してとんでもない人体変異が起こる脅威のSF映画であるし、ある意味"ザフライ"を筆頭にしたデヴィッドクローネンバーグを思い出す作品であったかと。
だがしかしやばいのはドラッグ映像のみではなく、やばすぎる人体実験を自らに科していく主人公のヤバさ加減。新たな境地に至ることを目的になりふり構わず実験に身を投じる無茶苦茶なキャラクター像、それでいて愛する女性を忘れていない愛と狂気が共存してるラストに流石にひれ伏すしかない。
いやはや一体何を見たのだろうか、脅威のドラッグ映像が人類の進化の鍵になるのかもはや退化に至ってしまうのか、ガンギまりになってしまう映像に見入りすぎてクラクラしちゃう作品だった。SF的なドラッグ体験としては流石に"2001年宇宙の旅"のほうに軍牌があがるが、こちらもなかなかのトリップ映像であった。