初観賞から3日後に2回目の観賞です。
前回は品川、今回は新宿バルト9。
席が前の方だったというのも影響あるかもしれませんが、音響はバルトのほうがよかったですね。
あーこれは何度観てもいいなぁ。初回よりあっという間に感じました。
そろそろいいとこが来るぞって、気持ちいいとこが、いい曲がながれるぞってわくわくするのが楽しい 。
ミント・ロワイヤル『Blue Song』のMV(エドガー・ライト作)もいっしゅん映ってたのに気づく。
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エンドクレジット中にニヤニヤが止まりませんでした。
そのまま2回戦に突入したい気持ちをグッとこらえて帰宅しましたよ。
鑑賞翌日の今になっても、思い出しては口元がゆるむ始末。
『ドント・ブリーズ』もそうだけど、ソニー・ピクチャーズはなんでこんなに公開館を絞るんだろう。もったいないよ。
カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』とかいう一部のシーンと話題性狙いだけでつけられたような文句が霞むくらい、強盗映画&カーチェイスへの愛に溢れた作品ですね。
『ブリット』『フレンチ・コネクション』『ミニミニ大作戦』『ヒート』…さまざまな作品へのリスペクトを感じる疾走感と緊張感。
加えてミュージックビデオを観ているかのような映像と音と“音楽”の融合がずーっと味わえて気持ちよさがハンパないし、恋愛&青春映画のように若々しい熱量もヒシヒシ感じます。
えーと、つまりもういろんな感情を揺さぶられて高揚しっぱなしだったんですよ。
クライム・ムービー定番の何かが起こりそうな一触即発の雰囲気がなんどもなんどもあって(もちろんスカシもあるんだけど)いざ爆発したときの勢いが花火のスターマインのよう。
心臓にドカンと響くほどの衝撃がリズミカルに、しかも色鮮やかなもんで惹きつけられてしかたない。
B・A・B・Y、ベイビーのぶっきらぼうな、でも緊張してビビっているかのような、でもじつは全然何にも感じていない表情も最初はグレーで。
それがとある出会いでビビッドに彩られ、赤青黄色のランドリーのようにクルクルと胸躍る若々しいトキメキに変わる!
最初はちょっと思ってました。ただ超絶ドライビングテクニックを持つだけの無口な男が、魅力的な主人公になり得るのかしら?って。
そんな不安を置き去りにしてロケットスタート!ヒロインとのオシャレな会話(名前×音楽)にキュンキュンすんぞっ。
寡黙なベイビーに変わってケヴィン・スペイシーやジェイミー・フォックスがべしゃりまくってくれます。当然メインどころはキャラが強め。
さらにちょっとした登場人物にも味があって、でもそれがただ目立つだけじゃないキャラの適度な濃さにはムダがないなぁって感じますね。
もちろんエドガー・ライトらしい笑えるシーンも。
とあるシーンで「エドガー・ライト」⇒「サイモン・ペッグ&ニック・フロスト」⇒『宇宙人ポール』と連想して笑ったじぶんと相方、そしてとなりの知らないオジサン、3人の心がひとつになったのを感じた…。
これだから映画館通いはやめられない♪