うむ。オリジナリティが唯一無二であることは間違いないのだが、そのエンタメ度数を絶対的に見たときに、そこまで...な感じもしなくもない。
というのも、ラスト30分の盛り上がりまで、正直地味じゃないかこれ。ジェイミー・フォックスがなんかやらかすんだろうなーと思いながらも、それ以上は緊張感が増さないというか。「緊張と緩和」ってよく言うけど、この映画に関しては「緩和緩和緩和緊張」みたいな。
あとこれは個人的な好みになるんだが、ちょっとエモーションが足りないというか。設定とか配置が先に立ってる感じかなんとなくしたわ。
ところで、スカイ・フェレイラは新しいアルバムいつ出すんでしょうか。(ちなみに彼女のファーストアルバムのジャケの撮影はギャスパー・ノエ。イーライ・ロスの『グリーン・インフェルノ』、最近ではリンチの『ツイン・ピークス』にも出演してたり、「センス派」な監督に愛されている)