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ベイビー・ドライバーのDZ015のレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
4.8
「ベイビー・ドライバー」鑑賞。最高以外の言葉がない。子供の頃の交通事故が原因の耳鳴りを消すために絶えずヘッドホンで音楽を聴くベイビー。同時にドライビング・テクニックも覚醒、という設定だけでも派手な映画の一本や二本撮れるのに敢えてヘヴィな背景を持ってきて物語の骨子もしっかり。お約束的に恋愛も絡めるが一気に燃え上がるスピード感含めリアルで鼻白む感じは皆無。自分の人生を変えたバンドのひとつであるあのバンドのあの曲をクライマックスであんな風に使われた日にゃエドガー・ライト監督と高円寺の激安居酒屋で飲み明かしたい。美しい伏線回収にも涙だし、こんなにも揺さぶられる作品だとは思わなかった。音楽、映像、効果音三位一体の演出はかっこよすぎるしケヴィン・スペイシーは美味しすぎる。レッチリのフリー出演に吹く。副作用として、通常これでもかと車間距離を取るタイプなのだけど「ベイビー・ドライバー」からの帰りは異常に車間が短くなった。みんなも気をつけよう。この作品(とMAD MAX)のためにあるような立川シネマシティ極上爆音上映も例によって最高。
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