かなり前評判も良く、自分好みの設定で音楽推し、しかもエドガーライトということで楽しみにしていたのだけど、わりとくどめな演出にちょっと胃もたれしたところもあった。オープニングの長回しとか。でもカーチェイスシーンはとんでもないクオリティとテンションで最高。冒頭の逃走シーンからぶち上げてくる感じ最高。
こいつ良い奴なの？悪い奴なの？って結局最後まであやふやになってしまっているところが少し残念。銃社会、貧富の差、ストレス社会、そこから生まれる犯罪やその状況から逃れられぬ若者たちという縮図があるのは分かるんだけど。ちょっと尺に納めすぎて都合良くなっちゃってる感。
「ショーンオブザデッド」の「Don't stop me now」に合わせてゾンビボコボコシーンでもそうだったけど、エドガーライトはクイーンがお気に入りなんですかね。わりと重要な曲はクイーン。
曲チョイスが完全に監督の好みでしかない感が伝わってきて良かったです。カチッと音に映像をはめてくる演出もきっと監督好みなんでしょうな。
全体を通して漂っているレトロな雰囲気も素敵。また、その雰囲気にリリージェームスがピッタリでもう可愛いったら！
個人的には、ベイビーと里親のジョーの関係性が可愛くて心地良くて好きでした。2人には幸せになってほしい。
エンジンの爆音と華麗なるカーテクニック、そしてそれを彩る音楽を楽しむには劇場で見るしかない！映画館で見れて良かった1本。
