たけちゃん

ベイビー・ドライバーのたけちゃんのレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
5.0
彼はトロいのか?


エドガー・ライト監督 2017年製作
主演アンセル・エルゴート、リリー・ジェームス


公開が遅れること1ヶ月
どんだけ待たせるの~(T_T)
でも、来週観に行く予定の「ジョンウィック2」なんか2ヶ月遅れの公開ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

まあ、公開されただけ良しとしなきゃね( ¯−¯ )フッ


フィルマの平均スコアが4.2という……
そんな、みなさん、大絶賛の「ベイビードライバー」やっと観てまいりました\(^o^)/



わ~っ、なんだこれ~٩(ˊᗜˋ*)و
好きすぎる~∠(´°∀°)/
こんなに好きな映画、久しぶりに出会った!
もう、ニヤニヤワクワクが止まらない!
観終わって、今、すんごい幸せです。
本当に幸せな映画鑑賞でした。:゚(;´∩︎`;)゚:。
生涯ベストにランクインしました🎉🎊




音楽映画だとは聞いていたので
サントラ盤を先に購入して
この曲、どんな場面で使われるのかなぁ、
とか考えながら聴く
われながら新しい鑑賞法(笑)


サントラ盤は2枚組全30曲のボリュームです
全部を解説するのは難しいし、1回の鑑賞で使われたところなんて覚えきれない(..>_<..)
しかも、このサントラ、知らない曲が多い

でも、記憶を頼りに印象的なものだけでも……
アレが書かれてないぞ!とかで叱らないでね……



ということで
久しぶりの音ネタ💩ウンチクン\(^o^)/



で、このサントラなんですが……

王道をはずす選曲
とことんマイナー
60年代から70年代の曲多め
で、僕も半分は知らない
知ってても、それくる?という(笑)
マニアックというか謎の選曲
きっと考え抜いた意味があるはず
でも、エドガー・ライト監督の趣味全開かも……


なんて気持ちで鑑賞しましたが、
もうニクイくらいにピッタリでたまらない
音楽と映像のシンクロ具合がサイコーです
僕は輸入盤で買いましたが、これ、歌詞カードがあれば、もっと楽しめたなぁ……




サントラ盤の一曲目「ベルボトム」
ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン

いやぁ、カッコイイ~。カッコよすぎる\(^o^)/
実はこの曲、知らなかった!
でも、ブーストされた低音がブオンブオンと鳴り響くこの曲で上がらないわけがない!
このサントラ盤で一番好き!
ジョン・スペンサーのアルバム買わなきゃ!

で、映画もこの曲から始まるんですよね~。
痺れました⚡︎⚡︎٩(✘д✘๑;)۶ ⚡︎⚡︎
曲の展開に合わせ、映像が進んでいく。

僕もよくやるステアリングをタップ
曲に合わせてワイパーが踊る
メンバー揃ってマスクをするタイミング
銀行での強盗シーン
セリフ場面でのリップシンク
それから転調しての逃走シーン
何から何までもがカッコイイ

もう、この段階で僕は心を鷲掴みにされました!


2曲目は「ハーレム・シャッフル」
僕はローリング・ストーンズのカバーで知ってましたが、映画ではボブ&アールのオリジナルを使用
街中を曲に合わせ、踊るように歩く
背景に合わせてのポーズ!
はぁ、ベイビー、カッコよすね٩(ˊᗜˋ*)و
でも、街の人は迷惑よねぇ(笑)


2度目の強盗シーンで流れるのはロンドンパンクの雄、ダムドのファーストアルバム収録の「NEAT NEAT NEAT」
neatって「手際良い」の意味もあって、この仕事でのベイビーの気持ちを表現していたように感じましたよ。

ベイビーが曲とドライブをシンクロさせるために曲を戻すこだわりに笑った( ˘ ˘ )ウンウン


自分の本意ではないのに殺しに加担してしまい、母の死をも思い起こしたベイビーが聴くのはコモドアーズの「EASY」です。歌っているのは「エンドレス・ラブ」や「ウィ・アー・ザ・ワールド」で有名なライオネル・リッチー(๑•̀ •́)و✧
僕も大好きでしたね~。

日曜の朝のように自由なんだ~と歌うこの「EASY」、映画では別なバージョンも使われていて、ベイビーにとっての重要曲ですよ!


で、リリー・ジェームス演じるデボラとの出会いとなるシーンでは「B-A-B-Y」が
ベイビーの前でこれを口ずさむとか
運命の出会いですよね~(笑)

いやぁ、リリー・ジェームスが可愛すぎる!
「シンデレラ」の時以上に好きだった。こんな子がダイナーにいるなら、僕も毎日通う( ¯−¯ )フッ


そして、デボラの名前を聞いて、音楽好きの2人はBECKの「DEBRA」とT-レックスの「DEBORA」の会話で盛り上がる!
コインランドリーのシーンの羨ましさよ(笑)

映画には関係ないけど、BECKのDEBRAはプリンスにそっくりで、好きだったなぁ。


銃の売買で訪れた場所では「テキーラ」が流れるんだけど、こんなラテンのファンキーな曲で、あの殺戮シーンの展開とは驚きましたよね(笑)
映画館で思わず「テキーラ」って言いそうになった……スイマセン、ウソヲツキマシタ


冒頭の「ベルボトム」と同じくらい盛り上がったのが、僕も本当に大好きなバンド、クイーンによる「ブライトン・ロック」\(^o^)/

クイーン3枚目のアルバム「シア・ハート・アタック」の1曲目ですね。劇中でも話してましたが、ブライアン・メイのギターソロがとにかくカッコイイリード曲(๑•̀ •́)و✧

映画ではベイビーが1番上がる取っておきの曲、ということで、自由を得るために、初めて自分の意思で戦う場面で使われますよね。


最近、クイーンの曲を映画で聴くことが増えて、嬉しいなぁ。スーサイド・スクワッドで「ボヘミアン・ラプソディ」が使われたり、アトミック・ブロンドで「キラー・クイーン」が使われたりすると、それだけで観ようと思っちゃうので、困る😰

エドガー・ライト監督もクイーン好きですよね~。「ショーン・オブ・ザ・デッド」では2曲も使ってましたもんね✧٩(ˊωˋ*)و✧


映画のタイトルにもなっている「ベイビー・ドライバー」はサイモン&ガーファンクルの曲で、名盤「明日に架ける橋」に収録されていました。「ボクサー」のB面としてシングルカットもされています。名曲揃いのアルバムの中では佳曲ですが、改めて聴くとやはりいい曲でしたね
( ˘ ˘ )ウンウン


映画のエンドロールで流れるのが、KID KOALAのオリジナル「Was He Slow?」です。ドクを演じるケヴィン・スペイシーらの声もコラージュされた、シーンを思い出す曲。劇中ではベイビーが作ったことになってましたね。
タイトルの意味は僕もレビューのリードで選んだ「彼はトロいのか?」です。


さぁ、サントラ盤のラストを占めるのが「チェイス・ミー」デンジャーマウス feat. ラン・ザ・ジュエルズ &ビッグボーイの曲でした。

これは予告編で使われた曲で、映画未使用ですが、これもちょーカッコイイ\(^o^)/


ビッグボーイは僕の大好きなユニット、アウトキャストのメンバーですし、ラン・ザ・ジュエルズは最近のお気に入りのユニットで、MCU「ブラックパンサー」の予告編でも彼らの曲が使われるなどの注目株。要チェックですよ~(`・ ω・´)ゞビシッ!!

実はビッグボーイとラン・ザ・ジュエルズのキラー・マイクの名前がクレジットにあったんだけど、どこに出てたか分からなかった(T_T)
気づいた人、教えてください( ¯−¯ )フッ



ということで、長々レビューしましたが、本当に大好きな作品となりました「ベイビー・ドライバー」。よろしければサントラも手に取ってご覧ください(`・ ω・´)ゞビシッ!!