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ベイビー・ドライバーのsacoのレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
4.0
まどろっこしい前振りなど一切なく、いきなりのカーチェイスってとこが最高っ!
ベイビー(アンセル・エルゴート)のスリリングなドライブテクニック、寡黙なポーズとタイヤをキュンキュン鳴らしながら疾走する時のマジな表情がすごく格好いいっ!
最初からワクワク感がマックスだった。

何気ない仕草から激しいアクションの細部までが、ロック、JAZZのビートの効いた音楽にぴたりぴたりと重なって、見ていてとても爽快な気分になる。
この際、ストーリーはどうでもいいと言ってしまいそうだけど、よくあるボーイ・ミーツ・ガールもリリー・ジェームズが可愛いので微笑ましいし、ベイビーと里親おじいさんとの関係も優しく温かい。ラスト辺りはこのおじいさんに泣かされた。

強盗集団も役者揃いで、ケヴィン・スペイシー、ジョン・ハム、エイザ・ゴンザレス、皆それぞれの個性がしっかり立って、それだけでも面白くて飽きない。
『シャンゴ』で胸キュンしたジェイミー・フォックスも役が違えば、あんなに憎たらしいっ!

マシュー・ヴォーン監督の『キングスマン』を観た後の感動に匹敵する。
ラストは賛否両論あるだろうが、私はそれで満足。

エンドロールに流れるサイモン&ガーファンクルの「ベイビー・ドライバー」に郷愁を感じ感無量でした。

エドガー・ライト監督は、『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスマン!』を何気に観に行った時、めちゃめちゃ面白くって思わぬ拾い物をした気分だった。
ほかの作品は観ていないけど、今後は注目しとこうっ!
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