このレビューはネタバレを含みます
不思議な映画です。
ジャンルとしては多分、アクション映画なんでしょうが、ミュージカル映画・犯罪映画・恋愛映画・コメディ映画の要素もかなり混ざってます。
作った人がすごい才能のある人なんだなってのも理解出来ます。アクション部分以外でも、主人公たちの会話シーンもちゃんと緊張感が持続するようなテンポの良さです。
冒頭のカーチェイス後のコーヒーを買いに行くシーンは長回しで、「こんなんよく撮れたな」と思います。かなりリハーサルに時間を費やしたと思います。
もちろん、後半のカーチェイスシーンや銃撃戦のシーンも、音楽と銃声を合わせて爽快感があります。
ただ、(抽象表現を理解できるか)あるいは(娯楽作品を純粋に娯楽作品として楽しめるか)この時点で、良きも悪しきも馬鹿真面目な自分には合いませんでした。
やっぱり「被害者たくさん出してるやん」っていうふうに思います。それに犯罪に手を染める前に最初からピザの配達員で働いたらよかったですね。
そういうことが気にならないくらい、馬鹿馬鹿しい映画ならまだいいんですが、今作は、なまじ感動的なラストなのが鼻につきました。
星は自分の好き嫌いの度合いで点数をつけていますが、Filmarksの平均点が高いのも、評論家の評価が高いのも理解できます。
