まさかの劇場公開に歓喜!
突撃可能となるのが1日しかないため、当初は仕事帰りに高速ぶっ飛ばして柏のキネ旬シアターにカチコミの算段でいたが、職場から50分で行ける大宮での上映を知るや、ありがたや~つって、ついに満願成就。
実話ベースのかなりの長尺。
デ・ニーロ演ずるフランクの回顧録という、レイジング・ブルな手法にニヤリ。
ブルーカラー達の求心力。
その絶対的カリスマにも気のおけない知己と認められた男と、その周辺でみせるドラマは、起伏には乏しいながらも
プロテストソングとして見応えあり。
かつて、石橋凌がARBで唄った
「ファクトリー」という曲がある。
ワンマン経営の父、その息子がユニオンリーダーになり会社と戦う。
やがて経営者である父は汚職で捕まり
それでも工場は平素と変わらず操業を続けるという唄だが、
本作を観ていると、労組のえげつなさだって相当なもの。
日本では、ストやメーデーなどすっかり死語だが、働き方改革で労働環境がよくなっている産業はどれほどのものか。
まあ、この映画の連中の手段は絶対にダメだし、労働者ファーストにも見えず。
結局は彼らの組織内政治がもたらした因果応報なんだけれども、映画となると面白いんだなーこれが。