このレビューはネタバレを含みます
まぁまぁ。
無理くり1本の映画にしないで前後編にしてでも人物を描いたらよかったのにな、って思うくらいには人物が描けてなかった。残念。出来事を追いかけるのが忙しすぎたよね。
それぞれが浅くてもったいない。
デニーロは最初から感情の動きが少ないのか汚れ仕事をしてるうちにおかしくなったのかわからないし、ジョーペシの恐ろしさもイマイチわかりにくい。
ジミーホッファだってもっと労働者の権利のために本気で戦ってて、でも金には汚いみたいな矛盾した人間性を描く事はできたでしょうに。アルパチーノをもうちょっと重くどっしり演じさせても良かったと思うし、なんか通常運転でもったいない。
ペギーももう少しなんかできなかったかな。彼女がジミーの命の鍵だったのに、もっと怒りを見せて欲しかった。
デニーロがアルパチーノと初めて電話で話すシーンが1番のピーク。
マーティンスコセッシがアベンジャーズの批判をしてた理由がよく分かりました。これを宣伝したかったのね。商売人だなぁ。
ゴットファーザーの孫と畑にいるシーンとレイリオッタが恋しくなる映画でした。