MARUKO

アイリッシュマンのMARUKOのレビュー・感想・評価

アイリッシュマン(2019年製作の映画)
3.8
どこに何を思えばいい映画だったのだろうか…。
ギャング映画というより、一人の男を軸に見た静かなドキュメンタリーというか、歴史映画というか。
ただ1つ。ロバート・デ・ニーロがイケメン過ぎる。

洗礼のシーンが、わざとらしいほど2回あったけど、そういうことなのかな。
罪の意識。罰の意識。
ドアを開けさせたのはもはや、意味もなくただ心を安らげるために思えた。

面白くなかった訳じゃないんだけど、やっぱり映画的に″ピーク″って必要だなって。
例えば『マンチェスターバイザーシー』(大好きで度々例に出しちゃう笑)のような映画は、映画的な盛り上がりは無くても、感情的な盛り上がりがある。
マフィアの世界は、感情すら殺した世界なのかな。淡々と殺していく。淡々と進んでいく。そして静かに虚しくなっていく。
彼を追いかけてたら、彼の肩に手を置くことなく、去っていった、いつの間にか終わってた。そんな感じ。

p.s.いよいよオスカーシーズンだからあえて言うと、自分は"ワンス"派かな〜。
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