Masato

アイリッシュマンのMasatoのレビュー・感想・評価

アイリッシュマン(2019年製作の映画)
3.4

人生史上一番長い映画を見た。209分。そして、スローシネマときた。見るのに一日かかりました。

ある殺し屋の半生。アメリカ史の裏側で起きていたマフィアの出来事を淡々と描く。そして、その役目を終えた主人公の孤独と苦しみを描く。

デニーロ、アル・パチーノ、ジョーペシ、マーティンスコセッシという、マフィア映画の大黒柱のような人間たちのオールスター映画。それだけでも凄いが、淡々としているというところも面白い。血生臭いが、お洒落な気分になるし、落ち着いて見れる。

ただ、ラストあたりの老後のシーンでは、それとは打って変わって、悲壮感が漂う。現代的な町並みや舞台がさらに悲しさを漂わせる。友情と裏切りと忠誠は、裏社会の摂理なのかなって思う。
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