アイリッシュマンの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

上映館(53館)

「アイリッシュマン」に投稿された感想・評価

ゲタ

ゲタの感想・評価

3.2
『F◯CKでSH◯Tなアメリカ60年代史』

あまりの上映時間の長さに
かなり観る前に怯んだのですが
案の定、途中の記憶が
曖昧な箇所がチラホラ…

それでも
デニーロ、パチーノ、ペシという
三大共演陣を迎えての
スコセッシ映画とあって
見応えは十分にありました

特にデニーロとパチーノの
マフィアコンビといえばご存知
「ゴッドファーザー」があるわけですが

あちらは、うまくフィクションの
オブラートに包んだストーリーでしたが
こちらは事実に近いノンフィクション

それだけに二人が演じてしまうと
基本的には反社会的な立場である
マフィアという立場を忘れて

名演過ぎるほどの名演のおかげで
どうにも愛らしさと悲哀が
キャラクター達に宿ってしまい

特にデニーロ扮する
フランク・シーランが
一人語るりの回想の形で進行していくので
その気分がなおさらに出てしまって

感情移入しちゃいけない人達だと
頭では分かっていても
都度心を掻きむしられてしまいます

「名演と名監督ここにあり」
まさにそんな感じです

あとはとにかく
60年代を再現したとあって
まぁ、ノンフィクション系では
かなり久しぶりのFワードを筆頭にした
スラングの雨アラレ

もう出演者全員が普段のストレスを
ここで吐き出してるんじゃないかと
錯覚してしまうほどに

会話の応答にお互いに
一つ以上のFワードが入らないセリフは
ないんじゃないかと思えるほどの
オンパレードです

これ、ネイティブな方は
どんな感じで聞くのだろうなぁ

それとやっぱり
3時間20分は長いっすよ…
疲れたなぁと思って時計観たら
2時間経過してたのに
まだ1時間半近くあるって…

今回鑑賞した
アップリンク吉祥寺さんの英断には
本当に感謝ですが

Netflix製作ってこともあり
1時間ずつ3日に渡って
ちゃんと一つずつのお話と人物相関を
しっかりと把握しつつ観たいなぁ
というのが正直なところ

60年代アメリカということで
63年11月22日、ダラスで起きた
あまりにも有名な事件も
もちろん描かれるのですが

そこでのマフィア達の描かれ方が
ひじょうに印象的でした

かつてのアメリカでマフィアが
政界をも牛耳っていた時代の物語ですが

金やグローバリズムの名の下
コントロールする側がマフィアから
国際金融資本にすり替わっただけで

いまだアメリカの国政も
純粋な市民の手に握られている
わけでもないことを
改めて感じ入ってしまった3時間強でした

[09:20]スクリーン③

P.S.
Netflix製作作品は
基本的にパンフレッも作らないんですよね
人物相関がわりかし複雑なだけに
パンフレットで復習したいと思うのに
残念なこってす
健一

健一の感想・評価

4.6
本作の劇場公開を強く願っていましたが、意外と早くその夢は叶いました。 早くても来年の3月位になるのではと思っていたので。

劇場公開を一緒に願ってくださったフォロワーの皆様。ありがとうございます😊。

そしてUP LINK.イオンシネマの関係者の方々、劇場を提供して頂き 心から感謝します。

ロバート・デ・ニーロ
アル・パチーノ ジョー・ペシ
ハーヴェイ・カイテル
マーティン・スコセッシ!
ついでに アンナ・パキン(オスカー女優です。ピアノ レッスンのあの女の子! こんなに大きくなって)。

長年映画を愛する人間にとってこのメンツを聞いて胸高まらない人がいるだろうか?

時代の流れとは恐ろしいものです。これ程の作品が劇場公開されるのにこんなに苦労するなんて。

マーティン・スコセッシ監督は誰もが認める 巨匠中の巨匠です。
ただ ヒットメーカー かと問われると決して yes とは言えません。

近年の作品はそこそこヒットしたでしょうがそれは レオ様 のおかげでしょう。

本作はレオ様なし。しかも3時間以上の大作。どう考えても興行的にはヒットは難しい。

とは言え 今後私達が公開を望むような作品は劇場公開されず、配信のみになってしまうのかも知れない。

なんかとんでもない時代になってしまったと最近 嘆いているわたくしです。


さて本作。 3時間20分?

短い、短い。16時間位観ていたかった(言い過ぎ?)
特に超久々にカムバックしてくれた ジョー・ペシ!
本当に素晴らしい演技でした。
本作で2度目のオスカー獲っちゃうのではないでしょうか?

出来ればハーヴェイ・カイテルの出番 もう少し増やして欲しかったけど・・・

大満足です。期待通りの素晴らしい作品でした。
劇場で鑑賞出来て本当に良かった。

今後もネットフリックスの作品が何作か配信前に公開されるみたいで、 ひとまず ひと安心です。


木曜朝一 8:45〜
イオンシネマ板橋9番スクリーン
💺262 40人前後の客入り。

かなり大きめな劇場を提供してくれたイオンシネマ板橋さん。
ありがとうございました。
空海花

空海花の感想・評価

4.7
デニーロ、アルパチーノ、ペシ、カイテル出演
監督はスコセッシ。それは大画面で観たいに決まっている。
今年はディカプリオ×ブラピ×タランティーノで既に奇跡と思っていたのに、またも奇跡。奇跡、来年分も来てないですよね?

グッドフェローズもあるが、私はゴッドファーザーを1番思い出した。
デニーロの豊かな表情が素敵だ。とても優しそうで、哀愁があって、でも奥に秘めている何かがありそうで。手際最高。拍手。
音楽もセンスがいい。入り方最高。
ペシが大人しい。渋い。
アル・パチーノ譲らないな(笑)
ヤキモキさせてもらいました。
車もかっこいいし、もうかっこいい。

最新の技術を使っておいて、前時代の雰囲気の映画を作るなんて憎い。CGがすごくなった時に比べると全然自然に見えてしまうというか作った感を感じない。

最後の展開は驚き、そしてその後の何とも言えない哀愁。切なさに心鷲掴み。
デニーロ×スコセッシの所作のスタイリッシュ感は心酔もの。エンドロールの音楽と相まって心地良く、余韻がたまらない。後から後から来る。うん、今もまた来てる(笑)
時間は長いけれど、そのぶん浸って居られるのが幸せな映画。マフィア映画のエンドゲーム。
水分はだいぶ削って挑んだ。で、買いそびれて水分補給しないまま実は次へ行ってしまったのはやり過ぎ(笑)

Netflixは今のところ契約していない。こんなクオリティならしないとなと思うのだけれど、家に居ると何かしてしまって(笑)なのでやっぱり劇場が良いのだ。大画面、音響以外にそんな落とし穴(笑)あとでもやっぱり空気感がいいんだ。
hsmt

hsmtの感想・評価

3.0
デニーロとジョーペシの組み合わせがグッドフェローズを思い出させます。
アルパチーノの存在感ある演技が素晴らしいです。
上映時間は長いですが葛藤のなかマフィアの地位を築いく壮大なスケール。
おかつ

おかつの感想・評価

5.0
スコセッシデニーロパチーノペシカイテル……7、80年代のスターたちの最後の輝きと言ってもいいのでは無いでしょうか。

スコセッシが映画人生という長き旅路の果てにこの様な映画を作ってくれたことに感謝します。

ありがとうございます。
Ryo

Ryoの感想・評価

4.1
スコセッシ監督とロバートデニーロ、アルパチーノの黄金コンビの3時間30分!スクリーンで見られて至福の時間でした。
実在した殺し屋を75歳のデニーロが30代から演じている。顔はCG加工してるけど動きはおじいちゃんだった。

マフィアの下で何人も殺して、大統領さえ恐れるアルパチーノ演じるジミーホッファまで。なぜそんな事が出来たのか。戦争経験があったからだし、戦後の混乱期の闇社会はなんでもあり。

死ぬ前に振り返った時、この人の人生って何だったのかと思うと空虚しかない。何も考えず上に従っただけの人生。自分の人生を生きてないんじゃないか?
アイリッシュだからここまでしか?…いやアイリッシュなのに裏社会の世界でここまで登り詰める事が出来た…そんな男の話。
残虐極まりない卑劣な男も自分の家族だけは溺愛する。
何十人も暗殺したにも拘わらず、ジミー・ホッファー唯1人を除いては、それらは仕事だからと『懺悔の気持ちなど全く無い!』と言い切る。それでも、あれほど可愛がって来た娘に、口も訊いて貰えないのは、さんざん悪事を働いてきた彼の『罪と罰』かもしれない。
父は家族の為に仕事をこなして来ただけなのに…
上映開始から10分くらい遅れて入ることになったんだけどその時チケット確認してくれた店員さんにヒデが「ここまでのあらすじ教えて下さい」って聞いたの面白かった。のくせにヒデは半分くらい寝てた。個人的には長さを感じないくらい面白かった。こんな濃い骨太映画に比べれば確かにマーベル作品はテーマパークかもしれないし今後もこういうThe映画みたいな映画は必要。みるなら絶対劇場でみたほうがいい。
beachnight

beachnightの感想・評価

4.0
デニーロ、パチーノ、スコセッシが生きてるこの世界で
生きていてスクリーンで観れる私は幸せ者だ。
今までとはまた違う良さだった。
しもむ

しもむの感想・評価

4.2
舞台は第二次世界大戦後のアメリカ。
実在した殺し屋、フランク・シーランの晩年の告白をもとに、裏社会の人間たちの生き様と悲哀が描かれる。

暴力と組織をテーマに撮られてきたスコセッシの作品群の系譜に連なる作品。
スケールやキャストを考えると集大成と呼ぶ方が相応しいかもしれない。
監督の新境地開拓とかいった類の作品ではないけど、スコセッシの作品を好きな人なら、今作も満足感を得られるんじゃないだろうか。

名前を覚えるのを放棄するくらい登場人物が多いんだけど、それに比例してポンポン人も殺されていく。
フランクの挨拶をするかの如く、人を殺してく描写がスマート過ぎて痺れる反面、もの凄く怖い。
そんな怖い世界の住人達なのに、子供みたいな意地の張り合いしてる所はギャップ萌えだったし、同時にプライドを崩せない男の哀れさも感じた。

今作は、これまでのスコセッシの作品の中でも、特に哀愁を強く感じさせる描写が多かった。
スコセッシ自身が、年齢を重ねて人生を振り返る年になったという事もあるんだろう(調べたら、監督含め主要人物、何と全員70代!)裏社会の住人たちの栄華より、悲哀を前面に押し出してるように感じたな。

フランクと娘のペギーの関係性も切なかった。
2人の間に会話は、ほぼないのに、ペギーの視線だけで、何を思っているかが分かってしまう。この演出凄く好き。

209分という長尺はさすがに鑑賞前は構えたけど、観終わった後の満足感はさすがスコセッシ監督。やはり面白いものを撮るよ
主要3人の共演をスクリーンで観れたのは満足だし、何よりもスコセッシ監督は、新作出すたびに、不謹慎にも「これが遺作かも」なんて思いが頭をよぎってしまう。
『沈黙』の時も書いたけど、願わくば、ずっと新作を追いかけていきたい監督だから、まだまだ新作が観たい。