みうさん

ノクターナル・アニマルズのみうさんのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
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オープニングシークエンスでまず惹きつけられる。これは何?あ、アートなのか!スーザンはギャラリーのオーナーなのね、という感じで随所にモダンアートが差し込まれているし、家もモダンだし、ファッションもメイクも超モダン。元夫から届く校正刷、現夫は破産寸前。現代と過去そして小説の中の世界が絡み合って構成されている。小説の中の主人公を演じるのは元夫と同じジェイクジレンホール。虚構の方が生々しい。ローラリニーのハイソサエティぽさは鉄板だ。アーミーハマーはやっぱり美しいな、CMBYNが待ち遠しい。全ての俳優陣が素晴らしかった。カールグルスマン、やっぱり気になる俳優だなー。美しくて、そして、容赦のない復讐劇。トムフォード節確立。タイトルでクレジットがあったファビアンバロンはアートディレクターのよう、オープニングシークエンスを撮影したのかどうかがいまいち不明。このオープニングシークエンスを調べてたら海外の賛否にぶち当たった。
字幕翻訳/松浦美奈
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