Rena

ノクターナル・アニマルズのRenaのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
3.8
しばらく何が起きているのかわからなかった...
デザイナー『 トム・フォード 』の感性に誘われるオープニング。
この状況を認識するのに数秒かかりましたが、このある種、耽美で異様な世界から目が離せなかったです。

交錯・対比する… 現実と小説

小説で描かれる残酷・凶暴・迷い・弱さ
現実世界で纏うそれぞれの偽装・秘密
沸き上がる狂気 不安定な精神
そして、抜け出せない過去...

エイミー・アダムスとジェイク・ギレンホールはもちろんですが、マイケル・シャノンのどこか土っぽく渇いた感じや、レイ役のアーロン・テイラー = ジョンソンの狂気をはらんだ演技に "ぞくぞく" し、特にいつキレるかわからないアーロンは、観ていて本当に恐かったです!!

空白と余韻・不安に包まれ、まるで映画と同化してしまったかのように感じるラスト...

映像の壮麗さとインテリアやファッションの美しさ、キャストの演技に圧倒され続けた116分でした。
Rena

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