ナトリ

ノクターナル・アニマルズのナトリのネタバレレビュー・内容・結末

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

現実と過去とフィクションの切り替えが鮮やかで美しい。本というキッカケがうまく作用していた。

アニマルズというのは複数なのかな。
幅広い解釈が可能な作品で、きっと真実はひとつなんだけど、 一回観ただけでは妄想が先だって収束しそうにない。

(おそらく悪い意味で)自分のことばかり書いていたというエドワード。この物語もそういう自身のことなのか。それともそこを脱したのか。たぶん後者なんだろうけど…。

映画館で見た「あらすじ」の文が、実際観たときに違和感をうんで、変な感じだった。先入観もたずに観たかったな。

本のなかで妻子の死体があった赤いソファ。過去の場面でも主人公が赤いソファに座っていたけど、あれが、エドワードにとっては絶望の象徴、否定された現場だったのかな。他にも出てきていただろうか?

妻子を失って強くなった男の話なのか。近い死を暗示しているのか。お前らみんな同類だといいたいのか。いろいろ考えてしまうが。
レストランにヒロインを置き去り(という表記は正しくないかも知れないけど)にするエドワードの事情や心境が、深く想像をかきたてる。
危険。

…これ原作あったのかー。
ナトリ

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