きえ

ノクターナル・アニマルズのきえのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
5.0
今年のレビューのトリはこの作品。レビューをUPする迄には様々な思考の巡りがあった。その間私までもがノクターナル・アニマル化してしまうほど。映画を見終わって2ヶ月近く、ここまで映画の解釈を考え続けた作品は近年なかった。その意味でこの作品にスコア満点を付けた。映画は見てる間最高の気分を味わえ終わったら意外と残らない作品もある。そんな中でこの作品は見終わってからが本当の始まりの映画だった。

作品の面白さはズバリ、エドワードは何故元妻スーザンに執筆本を送ってきたのか?スーザンはそれを読んでどう解釈したのか?この2点を巡って咀嚼し噛めば噛むほど様々な味が感じられるところ。

親から『よく噛んで食べなさい』と言われたけど食べやすいものは2、3口噛めばすぐに喉に消えてしまう。理想の咀嚼回数30回なんて噛める筈もなく消えていく。逆に噛んでも噛んでも簡単には噛み砕けないものがある。何だかとても映画と似てる。そんな奥深い映画に出会えた時作り手へのリスペクトと共に鑑賞の至福を得られた感謝で一杯になる。


ここから詳細なレビューを綴りたいのだけど、今年が残り40分になったので一旦ここで中断して残りは年明けに追加します。

で、この場を借りて…
今年1年劇場鑑賞した全ての映画のレビューをアップし終えホッとしてます。拙いレビューを読んで下さった皆様、コメントを下さった皆様、本当にありがとうございました。2017年トップ10は年明けにどこかのレビューの中で加えたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いします。
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